はじめに
「投資はしなければならないもの」
「老後のために2000万円を貯めないと」
そんな義務感に突き動かされて投資を始めた人は多いはずです。
実際、私も数年前までは同じでした。ニュースで「老後2000万円問題」を耳にするたび、漠然とした不安にかられて投資信託やNISAを急いで申し込んだのです。
しかし時間が経ち、今の私は投資を「義務」ではなく「楽しみ」として捉えています。
資産が増えるのをアプリで確認すること、積立の仕組みを整えること、節約や生活習慣と投資がつながること。これらが「お金を増やすのは楽しい」と思える感覚につながりました。
この記事では、義務感で投資をしていた頃の失敗談、楽しみに変わるまでの転機、私の具体的な投資スタイル、そして読者が今日からできる行動リストまでを徹底的に解説します。
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義務感で投資をしていた頃の失敗
IPOに資金を拘束しすぎた
投資初心者の頃、私は「IPOで一発当てたい」と思い、数十万円単位で証券口座に資金を寝かせていました。
しかし、現実はほとんど当選せず。結果的に数か月間資金を動かせず、「機会損失」になったのです。
含み損に耐えられず売却
NASDAQ100を積立していたとき、一時的な下落がありました。
「このまま暴落するのでは?」と不安になり、積み立てた投信を途中で売却。
数か月後に市場は回復し、「持っていれば利益だったのに」と後悔しました。
短期で成果を求めすぎた
筋トレも投資も「結果が出るまで時間がかかる」という共通点があります。
しかし当時の私はそれを理解しておらず、「半年続けたのに成果が出ない」と焦っていました。
投資を楽しめるようになった転機
通勤ゼロ生活
転職を機に会社の近くに住み、通勤時間をゼロにしました。
これで毎日2時間以上が自由時間に。
- 外食をしなくなり、食費が大幅に削減
- 浮いた時間を投資の勉強やブログ執筆に使える
- 心理的な余裕が投資への前向きさにつながった
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自炊習慣の効果
自炊を徹底した結果、食費は月3万円近く節約でき、そのまま投資資金に回せました。
同時に「健康管理」と「資産形成」を両立できるのもメリットです。
- 外食=短期投資(高リスク・割高)
- 自炊=インデックス投資(低コスト・地道に積み重ねる)
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筋トレで学んだ「続ける力」
筋トレは短期間では成果が出ません。
しかし、地道に続けていれば確実に結果が出る。
この感覚が、投資の「長期的に積み上げること」と重なり、含み損でも慌てなくなりました。
私の投資スタイル
現在の投資ポートフォリオは次のとおりです。
- NISA:月10万円積立
- オルカン 50%
- NASDAQ100 40%
- 日経平均など少額の個別株 10% - 企業型DC
前職で利用、現職でも導入予定。手数料が低いため、制度があれば優先して活用予定。 - iDeCo
現在は未利用。資金拘束があるため、今はNISAを優先。 - IPO・個別株
「楽しみ枠」として少額で挑戦。失敗も含めて経験値に。
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お金を増やすことを楽しむ3つのポイント
- 投資をゲーム感覚にする
アプリで資産が増えていくのを確認することがモチベーションに。 - 節約を制限ではなく工夫に変える
自炊やポイント活用を「楽しむ」ことで投資資金を自然に確保できる。 - 未来をイメージする
FIREした後に「どんな時間を過ごしたいか」を考えるとワクワクできる。
読者が今日からできる行動リスト
- 銀行口座の残高を確認し、余剰資金をNISAに回す
- 生活防衛資金を「3〜6か月分」で区切る
- 外食を週1回減らし、その分を積立に回す
- 証券会社アプリをスマホのホーム画面に置く
- 「働きたいときに働く」未来の姿をノートに書く
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まとめ
- 義務感で始めた投資は失敗やストレスにつながりやすい
- 通勤ゼロ、自炊、筋トレが投資を「楽しむ習慣」に変えるきっかけになった
- 投資は「お金を増やす手段」から「楽しむライフスタイル」へ
- 続けるためには義務感よりも「楽しさ」が重要
投資は「我慢するもの」ではなく「楽しむもの」。
この感覚を持てるかどうかが、長期的に資産を増やせるかの分かれ道だと思います。
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