複利とは?わかりやすく解説|単利との違いも紹介

はじめに

投資や資産運用を勉強していると必ず出てくるキーワードが「複利」です。
これは“資産形成の魔法”とも呼ばれる非常に重要な考え方です。

しかし、初めて学ぶ人にとっては「なんだか難しそう…」と感じるかもしれません。
この記事では、複利の意味・仕組み・効果を初心者にもわかりやすく解説します。

👉 投資初心者の方は、先に【NISAとは?】の記事も参考にしてください。


2. 複利とは?

複利とは「利息や運用益を元本に組み入れて、さらに利息が利息を生む仕組み」のことです。

例えば10万円を年利5%で運用したとします。

  • 1年後:10万円 × 5% = 5,000円の利益
  • 2年目:10万円+5,000円を元本として再び5%の利息がつく

このように「運用で得られた利益を元本に足して、翌年以降の運用に回す」のが複利です。
そのため時間が経つほど「雪だるま式」にお金が増えていきます。

👉 参考:【投資信託の仕組みを初心者向けに解説

3. 単利との違い

福利を理解するには「単利」と比較するとイメージしやすいです。

  • 単利:最初の元本だけに利息がつく
  • 複利:元本+利息にも利息がつく(利息が利息を生む)

例:10万円を年利5%で10年間運用した場合

  • 単利 → 毎年5,000円の利息 × 10年 = 5万円
    最終的に15万円
  • 複利 → 利息を元本に組み入れるため年々増加
    10年後には約16万3,000円

単利だと毎年同じ額の利息ですが、複利では利息が積み重なり加速していきます。
その差は10年では小さく見えても、20年、30年と長期になれば大きな差になります。

4. 福利の効果は「時間」がカギ

複利の最大の魅力は、長く続ければ続けるほど効果が大きくなるという点です。
短期間では単利との差はわずかですが、時間が経つにつれて「雪だるま式」に増えていきます。

毎月1万円を年利5%で積み立てた場合(概算)

  • 10年後:約155万円
  • 20年後:約412万円
  • 30年後:約834万円

同じ金額を積み立てても、「いつから始めたか」で将来の資産額が大きく変わります。
つまり、早く始めるほど複利の恩恵を受けられるのです。

👉 関連記事:【FIREを目指すならいくら必要?年収別シミュレーション

5. 複利を活かすためのポイント

せっかく複利を理解しても、実際に活かせなければ意味がありません。
ここでは初心者でも意識しやすい「福利を最大化するための3つのポイント」を紹介します。

① 長期投資を前提にする

福利は短期間では効果が小さいですが、10年・20年と続けることで威力を発揮します。
「コツコツ積み立てて放置する」ぐらいの気持ちで取り組むのがコツです。

② 再投資する

配当金や分配金を生活費に使ってしまうと元本が増えず、福利効果が弱まります。
自動再投資設定を活用し、得られた利益も再び投資に回すようにしましょう。

③ コスト(手数料)を抑える

投資信託や株式でも手数料が高いと複利の効果が削がれるので注意が必要です。
低コストのインデックスファンドなどは、福利を最大限活かしやすい商品といえます。

👉 関連:【インデックス投資のメリットと注意点


6. 外部リンクで補足

複利の効果は投資の世界でとても重要な考え方です。
さらに理解を深めたい方は、公的機関が提供している以下の情報も参考になります。

こうした公的機関の情報は信頼性が高く、初心者が安心して学べる教材になります。

7. まとめ

  • 複利とは?
     利息や運用益を元本に組み入れ、利息が利息を生む仕組み。
  • 単利との違い
     単利は元本だけに利息がつくのに対し、福利は「元本+利息」に利息がつくため、長期運用で大きな差が出る。
  • 複利の効果のカギは時間
     早く始め、長く続けるほど雪だるま式に増えていく。
  • 複利を最大化するポイント
     ①長期投資を前提にする
     ②利益を再投資する
     ③手数料を抑える

複利は投資の世界で「資産形成の魔法」とも呼ばれるほど強力です。
初心者の方もまずは少額からスタートし、長期で続けることでその効果を実感できるはずです。

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この記事を書いた人

だっちのアバター だっち 会社員投資家

20代後半の会社員投資家です。
「経済的自由=FIRE」を目指し、インデックス投資・個別株・FXを実践中。
初心者にもわかりやすく資産運用の情報を発信しています。
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