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FANG+やメガ10が人気でも、私が選ばない理由

目次

はじめに

「FANG+、めちゃくちゃ上がってるらしいよ」 「メガ10って知ってる?FANG+より信託報酬安いんだって」

SNSや投資系YouTubeで、こんな話題を目にする機会が増えました。実際、FANG+に連動する「iFreeNEXT FANG+インデックス」は純資産総額1兆円を超え、2024年には国内投資信託の中でトップクラスのリターンを記録しています。

でも、私はFANG+にもメガ10にも投資していません。

この記事では、FANG+とニッセイ・メガ10の仕組みを整理した上で、なぜ私がこれらのファンドを選ばないのかを書いていきます。

「話題だから」「みんなが買っているから」ではなく、自分の投資方針に合っているかどうかを考えるきっかけになれば嬉しいです。

この記事の結論

  • FANG+やメガ10は、テック大手に集中投資する「攻め」のファンド
  • 過去のリターンは高いが、信託報酬や銘柄集中リスクを考慮する必要がある
  • 長期投資の基本は「分散」と「継続」。私はそこをぶらさずにいく

FANG+とは何か

結論から言うと、FANG+は「米国テック大手10銘柄に均等投資する指数」です。

基本的な仕組み

FANG+(ファングプラス)は、Meta(旧Facebook)、Apple、Amazon、Netflix、Alphabet(Google)、Microsoftの6銘柄を固定とし、残り4銘柄は時価総額や売上高成長率などに基づいて年4回入れ替えが行われます。

現在の構成銘柄には、NVIDIA、Broadcom、CrowdStrike、Snowflakeなどが含まれています(時期により変動)。

特徴的なのは「等ウェイト方式」で、各銘柄を約10%ずつ均等に保有する点です。これにより、特定の大型株に偏らず、10銘柄それぞれの値動きが指数全体に均等に反映されます。

日本で買える主なファンド

日本で購入できる代表的なファンドは「iFreeNEXT FANG+インデックス」です。

項目内容
運用会社大和アセットマネジメント
信託報酬年0.7755%(税込)
純資産総額約1兆円(2025年12月時点)
NISA対応つみたて投資枠・成長投資枠ともに対象

純資産総額が1兆円を超えていることからも、人気の高さが分かります。

ニッセイ・メガ10とは何か

結論から言うと、ニッセイ・メガ10は「米国グロース株の時価総額上位10銘柄に等金額で投資するファンド」です。

基本的な仕組み

ニッセイ・メガ10(正式名称:ニッセイ・S米国グロース株式メガ10インデックスファンド)は、ドイツの指数プロバイダーSolactive社が提供する「Solactive US Growth Mega 10 Select インデックス」に連動するファンドです。

米国市場に上場するグロース(成長)株のうち、時価総額上位10銘柄を選定し、各銘柄に等金額(約10%ずつ)で投資します。

FANG+との最大の違いは「銘柄が固定されていない」点です。年4回(3・6・9・12月)銘柄の見直しとリバランスが行われ、時価総額の順位が変動した銘柄は自動的に入れ替わります。つまり、常に「その時点でのグロース株トップ10」に投資し続ける仕組みです。

日本で買える主なファンド

項目内容
運用会社ニッセイアセットマネジメント
信託報酬年0.385%(税込)
設定日2024年11月4日
NISA対応成長投資枠のみ(つみたて投資枠は対象外)

信託報酬はFANG+(0.7755%)の約半分。銘柄が固定されないため、市場環境の変化に柔軟に対応できる点が特徴です。

FANG+とニッセイ・メガ10の比較

両者の違いを整理します。

項目FANG+ニッセイ・メガ10
銘柄数10銘柄10銘柄
構成方式等ウェイト(各10%)等ウェイト(各10%)
銘柄の固定6銘柄は固定固定銘柄なし
銘柄入替年4回(4銘柄のみ)年4回(全銘柄対象)
信託報酬0.7755%0.385%
NISA対応つみたて・成長投資枠成長投資枠のみ
特徴特定銘柄への長期集中市場変化に柔軟対応

どちらも「10銘柄に等金額で集中投資」という点では共通していますが、銘柄の固定・入替ルールとコストに違いがあります。

私がFANG+やメガ10を選ばない理由

理由1:信託報酬が高い(FANG+の場合)

FANG+の信託報酬は年0.7755%です。これに対して、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の信託報酬は年0.09372%。約8倍の差があります。

長期投資では、信託報酬の差が複利で効いてきます。仮に20年間投資した場合、0.7%の差は無視できないコストになります。

関連記事:信託報酬0.1%の差が30年後に生む”見えない損失”──インデックス投資家が知るべきコストの真実

もちろん、「コストを上回るリターンが出れば問題ない」という考え方もあります。実際、過去のFANG+のリターンはS&P500を大きく上回っています。

ただ、過去のリターンは将来を保証しません。私は「高いコストを払ってでも選ぶ理由があるか」を考えたとき、そこまでの確信が持てませんでした。

ニッセイ・メガ10の信託報酬は0.385%で、FANG+の約半分です。コスト面ではFANG+より有利ですが、次の理由から私は選んでいません。

理由2:今のトップ企業が今後もトップとは限らない

これが最も大きな理由です。

FANG+やメガ10は、「今」最も成功している企業に集中投資するファンドです。でも、10年後、20年後も同じ企業がトップであり続ける保証はありません。

歴史を振り返れば、かつてのトップ企業が入れ替わってきたことは明らかです。

  • 2000年代初頭:GE、エクソンモービル、シティグループが時価総額トップ
  • 2010年代:Apple、Googleが台頭し、GEは衰退
  • 2020年代:NVIDIAが急成長、Metaは一時低迷

「今強い企業」が「未来も強い企業」とは限りません。むしろ、技術革新や規制環境の変化によって、トップ企業は入れ替わる可能性の方が高いと私は考えています。

ニッセイ・メガ10は銘柄が固定されないため、「今のトップ企業が入れ替わる」リスクには対応できます。FANG+よりも柔軟性がある点は魅力的です。

ただ、結局のところ「10銘柄への集中投資」という構造は変わりません。どの10銘柄になるかは市場が決めますが、500銘柄や3,000銘柄に分散するインデックスと比べれば、変動幅は大きくなります。

また、設定日が2024年11月と新しく、まだ運用実績が少ない点も気になります。長期投資の相棒として選ぶには、もう少し様子を見たいというのが正直なところです。

理由3:過去のリターンは将来を保証しない

FANG+の過去5年間のリターンは、S&P500を大きく上回っています。この実績を見れば、「FANG+に投資すべきだった」と思うのは自然なことです。

でも、過去のリターンが高かったからといって、将来も同じリターンが続くとは限りません。

むしろ、過去のリターンが高いほど、将来のリターンは低くなる可能性があります。これは「平均回帰」と呼ばれる現象で、長期的には平均的なリターンに収束していく傾向があるためです。

理由4:下落局面での変動が大きい

私は「リターンを最大化する」よりも「長く続けられる」ことを重視しています。

10銘柄に集中したファンドは、下落局面での変動も大きくなります。2022年のような下落相場では、FANG+はS&P500を大きく上回る下落率を記録しました(※期間や算出方法によって数値は前後します)。

「下がっても持ち続けられるか」は、長期投資において最も重要な問いです。私は、自分がその変動に耐えられる自信がありませんでした。

関連記事:暴落はギフト──積立投資が市場下落で勝てる科学的理由


こうした理由から、私は「集中投資ではなく、分散を軸にしたテック投資」を選んでいます。

私の投資方針:分散を維持しつつ、テックにも投資する

私は、FANG+やメガ10の代わりに、以下の組み合わせで投資しています。

口座投資先月額
企業型DCS&P500連動ファンド3万円
新NISANASDAQ100連動ファンド7万円
新NISATOPIX連動ファンド3万円

関連記事:NASDAQ100とは?S&P500との違いと、私が積立に加えた理由

S&P500やNASDAQ100は、FANG+やメガ10に含まれる銘柄の多くを含んでいます。つまり、これらのファンドを通じて、間接的にテック大手にも投資していることになります。

違いは「分散の度合い」です。

  • FANG+:10銘柄に集中
  • メガ10:10銘柄に集中(銘柄入替あり)
  • NASDAQ100:約100銘柄に分散
  • S&P500:約500銘柄に分散

私は、テック企業の成長を取り込みつつも、分散を維持することを選びました。

まとめ

FANG+やメガ10は、確かに魅力的なファンドです。過去のリターンは目を見張るものがあり、テクノロジー企業の成長を取り込みたい気持ちは私にもあります。

でも、私が投資で大切にしているのは「続けること」です。

10銘柄への集中投資は、上がるときは大きく上がりますが、下がるときも大きく下がります。その変動に耐えられるかどうか、20年後も同じ気持ちで積み立てを続けられるかどうか。そう考えたとき、私には合わないと判断しました。

投資に正解はありません。FANG+で大きなリターンを得る人もいるでしょう。ただ、話題だからといって飛びつくのではなく、自分の投資方針に合っているかどうかを考えることが大切だと思います。

関連記事:20代から始める資産運用|FIREを目指す私の投資方針と実体験

免責事項

本記事は個人の経験・考えに基づく内容であり、特定のファンドへの投資を推奨・否定するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

投資にはリスクが伴い、元本割れの可能性があります。過去のリターンは将来の運用成果を保証するものではありません。

本記事に記載された情報は2025年12月時点のものです。信託報酬やファンドの内容は変更される可能性があります。最新の情報は各運用会社の公式サイトをご確認ください。

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この記事を書いた人

だっちのアバター だっち 会社員投資家

20代後半の会社員投資家です。
「経済的自由=FIRE」を目指し、インデックス投資・個別株・FXを実践中。
初心者にもわかりやすく資産運用の情報を発信しています。
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