はじめに
「NISA口座を開きたいけど、どの証券会社がいいか分からない」
投資を始めようと決めたものの、証券会社選びで立ち止まってしまう人は少なくありません。
本記事は、「投資を始めたいけど、証券会社の選び方が分からない」という方に向けて書いています。
「どこで開いても同じ」と言われても、実際には手数料やサービスに違いがあります。でも、完璧な証券会社を探す必要はありません。自分にとって「使いやすい」証券会社を見つければ十分です。
この記事では、NISA口座を開く証券会社の選び方を、初心者にも分かりやすく整理します。
※本記事は2026年1月時点の情報をもとにしています。
関連記事:楽天証券を実際に使ってみた感想──初心者におすすめできる理由と注意点
この記事の結論
- 選ぶ基準は3つ:使いやすさ・ポイント・取扱商品
- 「完璧な証券会社」はない、優先順位で決める
- 迷ったらネット証券の大手2社(楽天・SBI)でOK
- 銀行で開くのは避ける(手数料・商品数で不利)
- 後から変更できるが手間がかかる
NISA口座を開く証券会社の選び方:3つの軸
ポイントをまとめると、証券会社を選ぶ基準は「使いやすさ」「ポイント還元」「取扱商品」の3つです。
① 使いやすさ(アプリ・サイトの見やすさ)
証券会社のアプリやサイトが使いにくいと、投資を続けるのが億劫になります。
例えば:
- 楽天証券:シンプルで直感的、初心者に優しい
- SBI証券:情報量が多いが、慣れるまで複雑に感じる
- マネックス証券:米国株の情報が充実
どの証券会社も無料で口座開設できるので、実際にアプリをダウンロードして試してみるのがおすすめです。
② ポイント還元(クレカ積立・保有ポイント)
NISA口座で投資信託を積み立てる場合、クレジットカード決済にするとポイントが貯まります。
各社公式サイトの公表情報によると、2026年1月時点で主要ネット証券5社(楽天証券・SBI証券・マネックス証券・三菱UFJ eスマート証券・松井証券)がクレカ積立に対応しているとされます。
主要証券会社のポイント還元率(一般カードの場合):
| 証券会社 | 対応カード | 還元率 | 貯まるポイント |
|---|---|---|---|
| 楽天証券 | 楽天カード | 0.5%〜1.0% | 楽天ポイント |
| SBI証券 | 三井住友カード | 0.5%〜 | Vポイント |
| マネックス証券 | dカード | 最大1.1% | dポイント |
| 三菱UFJ eスマート証券 | au PAYカード | 最大1.0% | Pontaポイント |
| 松井証券 | 松井証券カード | 0.5% | 松井証券ポイント |
※還元率はカードの種類や条件によって変動します。最新情報は各証券会社の公式サイトでご確認ください。 ※クレカ積立の上限額や対象商品は証券会社・カードごとに異なります。
自分が普段使っているポイント経済圏で選ぶのがおすすめです。
例えば:
- 楽天市場をよく使う → 楽天証券
- ドコモユーザー → マネックス証券
- auユーザー → 三菱UFJ eスマート証券
③ 取扱商品(投資信託の本数)
NISA口座で買える投資信託の本数は、証券会社によって異なります。
公開データをもとにすると、2026年1月時点の取扱商品数は以下の通りとされます:
- SBI証券:つみたて投資枠 約270本、成長投資枠 約1,300本
- 楽天証券:つみたて投資枠 約230本、成長投資枠 約1,200本
- マネックス証券:つみたて投資枠 約230本、成長投資枠 約1,100本
初心者は「S&P500」や「全世界株式(オルカン)」などの主要な投資信託があれば十分なので、取扱本数の違いはあまり気にしなくて大丈夫です。
関連記事:S&P500とオールカントリー、どちらに投資すべきか?
ネット証券 vs 対面証券(銀行・店舗型)
結論から言うと、NISA口座はネット証券で開くのがおすすめです。
ネット証券のメリット
① 手数料が安い 各証券会社の発表ベースでは、ネット証券の主要5社は、NISA口座内での投資信託・株式の売買手数料が無料とされます。
② 取扱商品が豊富 ネット証券は取扱商品数が多く、選択肢が広がります。
③ 24時間いつでも取引できる スマホアプリで、いつでもどこでも投資できます。
対面証券(銀行・店舗型)のデメリット
① 手数料が高い 店舗維持費や人件費がかかるため、ネット証券より手数料が高い傾向があります。
② 取扱商品が少ない 特に銀行は、投資信託のみで個別株が買えません。
③ 営業時間内しか対応してもらえない 窓口は平日の日中のみ。会社員には不便です。
「対面で相談したい」は本当に必要?
「投資は初めてだから、対面で相談したい」という気持ちは分かります。
でも、実際には:
- 窓口の担当者は、手数料の高い商品を勧めることがある
- ネット証券でも、電話やチャットでサポートが受けられる
公式に案内されている情報では、松井証券は「株の取引相談窓口」を設けており、初心者でも安心して投資をスタートできるとされます。
もちろん、対面サポートが好きで時間をかけられる人にとって、店舗型証券は有力な選択肢だと思います。 でも、会社員で時間がない人には、ネット証券がおすすめです。
主要ネット証券5社の特徴
現在、NISA口座で選ばれる主要なネット証券は大きく5社あり、それぞれに特徴があります。
① 楽天証券:楽天経済圏ユーザー向け
こんな人におすすめ:
- 楽天カードを持っている
- 楽天市場をよく使う
- アプリの使いやすさ重視
特徴:
- 楽天カードでクレカ積立ができる(還元率0.5%〜1.0%)
- 楽天ポイントで投資信託が買える
- アプリが見やすく、初心者に優しい
報道によれば、楽天証券のNISA口座開設数は業界最多の約700万口座とされます(2026年1月時点)。
関連記事:楽天証券を実際に使ってみた感想──初心者におすすめできる理由と注意点
② SBI証券:取扱商品数No.1
こんな人におすすめ:
- 取扱商品数の多さ重視
- 将来的に米国株や個別株も買いたい
- 三井住友カードを持っている
特徴:
- 取扱商品数が最多(投資信託約1,300本、米国株約5,000銘柄)
- IPO取扱数が多い
- Vポイント・Pontaポイント・dポイント・JALマイルから選べる
報道によれば、SBI証券のグループ全体の口座開設数は1,400万を突破したとされます(2025年3月時点)。
関連記事:SBI証券を実際に使ってみた感想──NISAなら最有力?
③ マネックス証券:dポイントユーザー向け
こんな人におすすめ:
- ドコモユーザー
- dポイントを貯めたい
- 米国株の情報が欲しい
特徴:
- dカードでクレカ積立ができる(還元率最大1.1%)
- 投資信託の保有でもdポイントが貯まる
- 米国株の情報が充実
報道によれば、マネックス証券は「dカード」で積立ができ、ポイント還元率は年会費無料の一般カードで最大1.1%、ゴールドカードも最大1.1%、プラチナカードで最大3.1%とされます。
④ 三菱UFJ eスマート証券(旧:auカブコム証券):auユーザー向け
こんな人におすすめ:
- auユーザー
- Pontaポイントを貯めたい
特徴:
- au PAYカードでクレカ積立ができる(還元率最大1.0%)
- 投資信託の保有でPontaポイントが貯まる
⑤ 松井証券:老舗、サポート手厚い
こんな人におすすめ:
- サポート重視
- 老舗の安心感が欲しい
特徴:
- 投資信託の保有で年率最大1%のポイント還元
- 「株の取引相談窓口」で個別銘柄の投資判断を相談できる
- 創業100年以上の老舗
報道によれば、松井証券は投資信託の残高に年間最大1%の松井証券ポイント還元が受けられるとされます。
「間違った選び方」をしないために
結論から言うと、以下のような選び方は避けましょう。
① キャンペーンだけで選ばない
「口座開設で5,000円プレゼント!」といったキャンペーンは魅力的ですが、それだけで選ぶのは危険です。
キャンペーンは期間限定ですが、証券会社は長く使い続けるものです。使いやすさ・ポイント・取扱商品で選びましょう。
② 知人の勧めだけで選ばない
「友達が楽天証券を使ってるから」「同僚がSBI証券を勧めてくれたから」
他人にとって良い証券会社が、自分にも合うとは限りません。自分が普段使っているポイント経済圏で選ぶのがおすすめです。
③ 銀行で開かない(理由を説明)
銀行でもNISA口座は開設できますが、おすすめしません。
理由:
- 個別株が買えない(投資信託のみ)
- 取扱商品数が少ない
- 手数料が高い傾向
特に新NISAでは長期運用が前提になるため、商品選択肢の少なさは将来的な不利につながりやすい点に注意が必要です。
報道によれば、銀行では株式の売買ができず、証券会社のみが対応しているとされます。
将来的に個別株も買いたくなる可能性があるなら、最初から証券会社で開設しておく方が無難です。
私が楽天証券を選んだ理由
結論から言うと、私は楽天証券でNISA口座を開設しました。
決め手は3つ
① 楽天カードを使っていた 楽天市場をよく使っており、楽天カードを持っていたので、楽天ポイントが貯まる楽天証券が自然な選択でした。
② アプリが見やすかった SBI証券とも比較しましたが、楽天証券の方がアプリがシンプルで直感的でした。
③ ポイント投資ができる 楽天ポイントで投資信託が買えるのも魅力でした。
楽天証券を選んで良かった点
- クレカ積立で毎月ポイントが貯まる
- アプリが使いやすく、ストレスがない
- 楽天経済圏でポイントが回る
楽天証券を選んで後悔していない理由
「SBI証券の方が取扱商品数が多い」という声もありますが、私はS&P500やNASDAQ100などの主要な投資信託しか買わないので、楽天証券で十分です。
完璧な証券会社を探すよりも、自分の生活スタイルに合った証券会社を選ぶ方が大切です。
関連記事:楽天証券とSBI証券を徹底比較──初心者におすすめはどっち?
「後から変更できる」ことも知っておく
結論から言うと、NISA口座は年1回変更できますが、手間がかかります。
NISA口座の変更ルール
- 年1回変更可能:1年に1回、証券会社を変更できる
- 変更手続きの期限:変更したい年の前年10月1日〜当年9月30日
- 取引があると変更できない:変更したい年に1度でもNISA口座で取引があると、翌年からの変更になる
変更には手間がかかる
変更手続きには、以下の手順が必要です:
- 現在の証券会社に「勘定廃止通知書」を請求
- 新しい証券会社に口座開設申込
- 税務署での確認手続き(2〜3週間)
報道によれば、変更手続きには「それなりに時間と手間がかかる」とされます。
最初から慎重に選ぶべき
後から変更できるとはいえ、手間を考えると最初から慎重に選ぶ方が楽です。
ただし、「完璧な証券会社を選ばなきゃ」とプレッシャーを感じる必要はありません。まず開設して始めることの方が大切です。
NISA口座はどこで開くべき?迷ったら楽天・SBIから選ぶ理由
NISA口座をどの証券会社で開くかの決め方をまとめます。
選ぶ基準は3つ
① 使いやすさ(アプリ・サイトの見やすさ) ② ポイント還元(クレカ積立・保有ポイント) ③ 取扱商品(投資信託の本数)
迷ったら楽天・SBIから選ぶ
どちらも取扱商品数が多く、手数料も安く、初心者におすすめです。
- 楽天経済圏ユーザー → 楽天証券
- ドコモユーザー → マネックス証券
- auユーザー → 三菱UFJ eスマート証券
- 取扱商品数重視 → SBI証券
- サポート重視 → 松井証券
完璧を求めず、まず始めることが大事
「どの証券会社が最良か」を探し続けるより、「自分の生活スタイルに合った証券会社」を選んで、まず始めることが大切です。
私は楽天証券を選びましたが、SBI証券でもマネックス証券でも、どれを選んでも大きな失敗にはなりません。
大切なのは、証券会社選びで立ち止まらず、投資を始めることです。
関連記事:20代から始める資産運用|FIREを目指す私の投資方針と実体験
まとめ
NISA口座を開く証券会社の選び方は、「使いやすさ」「ポイント還元」「取扱商品」の3つで決めましょう。
ネット証券の主要5社(楽天証券・SBI証券・マネックス証券・三菱UFJ eスマート証券・松井証券)なら、どれを選んでも大きな失敗にはなりません。
自分が普段使っているポイント経済圏で選ぶのが、最もシンプルで後悔しない選び方です。
完璧な証券会社を探すよりも、まず開設して投資を始めることの方が大切です。
免責事項
本記事は、私個人の考えと経験に基づいて執筆したものです。証券会社の選択は個人の責任で行っていただき、特定の証券会社を推奨するものではありません。サービス内容や手数料は変更される可能性があるため、最新情報は各証券会社の公式サイトでご確認ください。
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