※本記事は2026年6月時点の情報をもとにしています。
はじめに
投資を続けていると「複利が効く」とよく聞きますが、実際にどのくらい効くのかは数字にしてみないと実感がわきません。私は新NISAと企業型DCを合わせて毎月10万円ほどを積み立てていますが、今回はわかりやすく月5万円という設定で、20年・30年続けたら資産がどう増えるのかをシミュレーションしてみました。あくまで年5%という仮定での試算ですが、複利の効き方の感覚をつかむには十分だと思います。
本記事は、次のような方に向けて書いています。
- 複利という言葉は知っているが実感がわかない方
- 積立をこれから始めようか迷っている20代・30代の方
- 長く続けることのメリットを数字で確認したい方
- なぜ私が配当金を受け取らず再投資型を選ぶのか知りたい方
この記事の結論
- 複利とは「増えた分にもさらに利益がつく」仕組み
- 月5万円・年5%なら20年で元本1,200万円が約2,050万円に
- 30年に伸ばすと約4,160万円で、増えた分が元本を上回る
- 複利を効かせる鍵は途中で引き出さず、配当も再投資すること
- ただし年5%は保証された数字ではないと理解しておく
複利とは「増えた分にもさらに増える」仕組み
結論から言うと、複利とは「増えた分にもさらに利益がついていく」仕組みです。たとえば100万円を年5%で運用すると、1年後には105万円になります。単利ならこの5万円は毎年変わりませんが、複利では翌年は105万円に対して5%がつくので、利益は5万2,500円に増えます。
一見わずかな差ですが、この「増えた分にも利益がつく」効果が何十年も積み重なると、最終的な金額は大きく変わってきます。私が投資で最も大切にしているのは、この複利の力を時間をかけて働かせることです。短期で大きく増やそうとするのではなく、長く市場に居続けることで複利の恩恵を最大限に受け取る、という考え方を軸にしています。

月5万円を年5%で20年積み立てるといくらになるか
結論から言うと、月5万円を年5%で20年積み立てると、元本1,200万円が約2,050万円になる計算です。毎月5万円を20年続けると、積み立てた元本そのものは5万円×240か月で1,200万円です。ここに年5%の複利が加わると、最終的な評価額はおよそ2,050万円になります。
つまり、自分が出したお金は1,200万円なのに、運用によって850万円ほど上乗せされる計算です。私自身、積立を始めた最初の数年は資産の増え方が地味で、複利の効果をほとんど感じませんでした。ところが10年を超えたあたりから、元本に対する利益の割合がはっきり増えていくのが数字でわかるようになります。
30年に伸ばすと「増えた分」が元本を上回る
結論から言うと、30年に伸ばすと約4,160万円になり、増えた分が元本を上回ります。同じ月5万円・年5%でも、期間を30年にすると元本は1,800万円、評価額はおよそ4,160万円まで伸びます。増えた分はおよそ2,360万円で、自分で積み立てた元本の1,800万円を超えてくるわけです。
20年と30年でたった10年の違いですが、結果には2,000万円以上の差が生まれます。これが「複利は後半に効く」と言われる理由です。私が40歳・6,000万円というFIRE目標を、無理な利回りではなく淡々とした積立で目指せると考えているのも、この後半の伸びを信じているからです。

複利を効かせるために私がやめた3つのこと
結論から言うと、複利を効かせるために私がやめたのは「引き出す・予想する・分配金を受け取る」の3つです。1つ目は、途中で資産を引き出すことです。複利は元本が大きいほど効くので、増えた分を取り崩すと効果が一気に弱まります。
2つ目は、相場を予想して売買のタイミングを計ることです。予想が外れて市場の外に出ている間は複利が止まってしまいます。3つ目は、分配金を受け取ることです。
私は分配金が出ない再投資型のインデックスファンドを選び、利益をそのまま運用に回しています。受け取った分配金を使ってしまえば、その分の複利は永遠に得られません。この3つをやめるだけで、複利は自然と働き続けてくれます。
シミュレーションを過信しないための注意点
結論から言うと、シミュレーションの数字はあくまで仮定であり、保証ではないと理解しておくことが大切です。今回使った年5%という利回りは、過去の世界株式の平均的なリターンを参考にしたものですが、毎年きっちり5%増えるわけではありません。実際にはプラス20%の年もあれば、マイナスに沈む年もあります。
30年の最後の数年が暴落と重なれば、評価額はシミュレーションより少なくなることも当然あります。それでも私がシミュレーションを役立てているのは、金額の正確さではなく「長く続けるほど有利になる」という方向性を確認するためです。数字に振り回されず、続ける動機として使うのがちょうどいいと感じています。
複利を実感するために私がしている記録の習慣
結論から言うと、複利を実感するには、年に一度だけ「元本」と「評価額」を記録しておくのが効果的です。私は毎年同じ時期に、自分が積み立てた元本の合計と、その時点の評価額をメモするようにしています。最初の数年は両者の差がほとんどなく、複利の効果はまったく感じられませんでした。
ところが年を重ねるごとに、評価額が元本をじわじわと上回っていくのが数字で見えてきます。この差こそが複利で増えた分であり、記録があると「続けてきてよかった」と実感できます。日々の値動きは見ずに、年1回の記録だけを淡々と残す。これが私にとって複利を信じて続けるための支えになっています。
よくある質問(FAQ)
Q. 年5%という利回りはどのくらい現実的ですか?
A. 過去の世界株式の超長期の平均リターンを参考にした数字ですが、将来を保証するものではありません。実際には大きくプラスになる年もあれば、マイナスに沈む年もあります。私は利回りを当てにするより、長く市場に居続けることのほうを重視していて、5%はあくまで長期でならした目安として捉えています。
Q. 少額からでも複利の効果はありますか?
A. あります。金額が小さいと最初の数年は増え方も小さく感じますが、複利は金額ではなく率で効くので、月1万円でも続ければ後半は着実に伸びていきます。大切なのは積立額の大小よりも、途中でやめず長く続けることだと考えています。まずは無理のない額から始めるのがおすすめです。
Q. 複利を効かせるには配当はないほうがよいのですか?
A. 私は分配金が出ない再投資型を選んでいます。配当を受け取って使ってしまうと、その分の複利が永遠に得られないからです。配当が出るファンドでも自動で再投資すれば同じ効果になりますが、私は最初から分配金を出さないタイプを選んで、手間と判断を減らしています。
まとめ
複利は「増えた分にもさらに利益がつく」仕組みで、月5万円・年5%なら20年で約2,050万円、30年で約4,160万円という試算になります。後半ほど効きが強くなるため、途中で引き出さず、予想で売買せず、分配金も再投資することが鍵です。ただし利回りは保証ではないので、数字は続ける動機として使うのが私のスタンスです。
今後の運用方針
私自身は今後も方針を変えず、月10万円前後の積立を淡々と続けていきます。途中で大きく相場が動いても、複利を止めないことだけを意識して、引き出さず・予想せず・再投資を続けるつもりです。口座の開設や積立設定を見直したい方は、私がメインで使っている楽天証券から始めると、楽天カード積立との相性もよく管理しやすいと感じています。
免責事項
本記事は私個人の経験や感想に基づく情報提供を目的としています。特定の金融商品・商品・サービスを推奨するものではなく、購入・投資の判断はご自身の責任でお願いします。記載内容は2026年時点の情報であり、価格・キャンペーン条件・運用成績は変動します。最新情報は各公式サイトをご確認ください。
