※本記事は2026年6月時点の情報をもとにしています。
はじめに
投資を続けて積立額が増えてくると、NISAの非課税枠だけでは入りきらず、特定口座も併用することになります。このとき気になるのが「特定口座で利益が出たら税金はどうなるのか」「どちらを優先すべきか」という点です。私はまずNISA枠を埋め、あふれた分を特定口座で持つというシンプルな方針にしています。今回は、両者の違いと使い分け、利益が出た時の課税の考え方を整理します。
本記事は、次のような方に向けて書いています。
- 特定口座とNISAの違いを整理したい方
- どちらを優先して使うべきか迷っている方
- 利益にかかる税金の考え方を知りたい方
- 口座管理をシンプルに保ちたい方
この記事の結論
- NISAは非課税、特定口座は利益に約20%課税される
- 私はまずNISA枠を埋め、あふれた分を特定口座で持つ
- 特定口座の税金は利益が出たときだけかかる
- 源泉徴収ありなら自分で確定申告しなくて済む
- 口座が増えても役割を分ければ管理はシンプルに保てる
特定口座とNISA口座の違いをおさらい
結論から言うと、NISAは利益が非課税、特定口座は利益に約20%の税金がかかる口座です。通常、投資で得た利益にはおよそ20%(所得税・住民税など)の税金がかかります。NISA口座で得た利益にはこの税金がかからず、増えた分をまるごと受け取れます。
一方、特定口座は課税口座で、利益が出た場合にはこの約20%が差し引かれます。同じ商品を同じだけ持っていても、どちらの口座にあるかで手元に残る金額が変わるということです。だからこそ、まずは非課税のNISAをどう使うかが、効率を考えるうえで重要になります。

私の使い分け ― まずNISA枠を埋める
結論から言うと、私の使い分けはシンプルで、まずNISA枠を優先して埋めます。私は毎月の積立を、まず新NISAのつみたて投資枠と成長投資枠に振り向けています。非課税の枠を先に使い切ることが、税金の面では最も効率的だと考えているからです。
そのうえで、企業型DCは別枠として給与天引きで積み立てています。もしNISAの年間枠を超えて投資したい資金があれば、その分を特定口座で持つという順番です。難しく考えず「非課税の器から先に埋める」という一つのルールにしておくと、毎月の判断に迷いません。
利益が出た時の課税の考え方
結論から言うと、特定口座の税金は、利益が出て確定したときだけかかります。特定口座で商品を保有しているだけでは税金はかかりません。税金がかかるのは、売却して利益が確定したときや、分配金を受け取ったときです。
つまり、長期で保有し続けて売らない限り、課税のタイミングは先送りされていきます。私は分配金が出ない再投資型のインデックスファンドを選んでいるので、保有中の課税はほとんど発生しません。売らずに長く持つ私のスタイルは、結果的に課税の先送りにもつながっていて、複利の面でも有利だと感じています。

特定口座で意識している「源泉徴収あり」の利点
結論から言うと、特定口座は「源泉徴収あり」を選べば、自分で確定申告しなくて済みます。特定口座には「源泉徴収あり」と「源泉徴収なし」があります。源泉徴収ありを選ぶと、売却益が出たときに証券会社が自動で税金を計算して納めてくれます。
そのため、原則として自分で確定申告をする必要がなく、手間がかかりません。私は会社員で手間を増やしたくないので、源泉徴収ありを選んでいます。投資の利益のために確定申告の作業を増やしたくない人にとって、この仕組みはとてもありがたいものです。
口座をまたいだ管理をシンプルに保つ工夫
結論から言うと、口座が増えても役割を分けておけば、管理はシンプルに保てます。私は企業型DC、新NISA、特定口座と複数の器を使っていますが、それぞれの役割をはっきり決めています。企業型DCは老後資金、新NISAは長期の資産形成の主軸、特定口座は枠からあふれた分の受け皿、という具合です。
役割を決めておけば、どの資金をどこに入れるか迷うことがありません。また、メイン証券を楽天証券に集約し、サブでSBI証券を使うなど、口座の数自体も増やしすぎないようにしています。器が増えても、ルールと役割をシンプルに保つことが、長く管理を続けるコツだと感じています。
特定口座でも確定申告を検討するケース
結論から言うと、源泉徴収ありの特定口座でも、状況によっては確定申告をしたほうが有利になる場合があります。たとえば、複数の証券会社の口座で利益と損失が出ている場合、確定申告で損益を通算すると、納めすぎた税金が戻ることがあります。また、その年の損失を翌年以降に繰り越して、将来の利益と相殺できる繰越控除という仕組みもあります。
私は基本的に売らずに持ち続けるので確定申告は不要ですが、こうした制度があることは知っておくと安心です。ただし、確定申告をすると扶養や社会保険料の判定に影響する場合もあるので、判断に迷うときは無理をしないようにしています。仕組みを知ったうえで、自分にとって手間に見合うかを考えて選ぶのがよいと思います。
よくある質問(FAQ)
Q. NISAと特定口座、どちらから使うべきですか?
A. 私はまず非課税のNISAから埋めます。同じ利益でも、NISAなら税金がかからず手元に多く残るからです。NISAの年間枠を超えた分を特定口座で持つ、という順番にしておくとシンプルで、毎月の積立で迷うことがありません。
Q. 源泉徴収ありとなしはどちらがよいですか?
A. 確定申告の手間を避けたい会社員には、源泉徴収ありが楽です。証券会社が売却益から自動で納税してくれるので、原則として自分で申告する必要がなくなります。私も手間を増やしたくないので、源泉徴収ありを選んでいます。
Q. 複数の証券会社に口座を持つべきですか?
A. 必須ではありません。私はメインを楽天証券に集約し、サブでSBI証券を使う程度にとどめています。口座を増やしすぎると管理が煩雑になり、資産全体の把握が難しくなります。役割を決めて、できるだけ絞るのがおすすめです。
まとめ
NISAは非課税、特定口座は利益に約20%課税されるため、私はまずNISA枠を埋め、あふれた分を特定口座で持っています。特定口座の税金は利益が確定したときだけかかり、源泉徴収ありなら確定申告も不要です。口座が増えても役割を分けておけば、管理はシンプルに保てます。
今後の運用方針
私はこれからも「非課税の器から先に埋める」というルールを守り、特定口座は枠からあふれた分の受け皿として使っていきます。口座はメインを楽天証券に集約し、増やしすぎないことで管理の手間を抑える方針です。これから口座を整える方は、NISAと特定口座を同じ証券会社でまとめておくと、資産全体を一画面で把握しやすくなります。
免責事項
本記事は私個人の経験や感想に基づく情報提供を目的としています。特定の金融商品・商品・サービスを推奨するものではなく、購入・投資の判断はご自身の責任でお願いします。記載内容は2026年時点の情報であり、価格・キャンペーン条件・運用成績は変動します。最新情報は各公式サイトをご確認ください。
