はじめに
「FIREを目指している」と言うと、「仕事を辞めたいんだね」と言われることがあります。
しかし、私がFIREを目指す理由は、「早期リタイア」ではありません。
本記事は、「FIREに興味があるけど、仕事を辞めたいわけではない」「なぜFIREを目指すのか分からない」という方に向けて書いています。
私は現在、目標金額6,000万円に向けて資産形成を続けています。40歳までに達成する計画です。
しかし、私は40歳で仕事を辞めるつもりはありません。今の仕事は、精神的にも業務的にもやりがいを持ってできているからです。
それでも、私はFIREを目指しています。
理由は、**「選択肢を持つ」**ためです。
この記事では、私がFIREを目指す理由と、「早期リタイア」ではなく「選択肢を持つ」ことの価値について解説します。
※本記事は2026年1月時点の情報をもとにしています。
関連記事:20代から始める資産運用|FIREを目指す私の投資方針と実体験
この記事の結論
- FIREを目指す理由は**「早期リタイア」ではなく「選択肢を持つ」ため**
- 1社目の激務がきっかけで、2022年から本格的にFIREを意識
- 目標は6,000万円・40歳、現在5年で約700万円を達成
- 今の仕事はやりがいがあるが、給与は安い
- FIREは「安心しながら働き続けられる環境」を作るための手段
- 「辞める自由」があることで、**「続ける自由」**も手に入る
私がFIREを目指し始めたきっかけ
結論から言うと、1社目の激務が、FIREを意識するきっかけでした。
1社目:激務で残業ばかりの日々
私は1社目で、激務に追われていました。
- 月の残業時間:80〜100時間
- 終電帰りが週3〜4日
- 休日出勤も月2〜3回
- 体調を崩すこともあった
仕事自体は嫌いではありませんでした。しかし、働き方があまりにもハードで、「このまま続けるのは無理だ」と感じていました。
投資は始めていたが、「将来の準備」程度
1社目の頃から、投資は始めていました。
しかし、当時は「老後のために少しずつ積み立てておこう」という程度で、FIREを意識していたわけではありません。
月3万円をつみたてNISAに積立て、ボーナスで少し追加する程度でした。
2022年:転職後、FIREを本格的に意識
2022年、私は転職しました。
転職先は、在宅勤務・出張ゼロの働き方ができる会社です。1社目の激務から解放され、生活が一変しました。
このタイミングで、私はFIREを本格的に意識し始めました。
理由は、「この働き方を、給与に縛られずに続けたい」と思ったからです。
関連記事:在宅勤務・出張ゼロの働き方が、20代会社員の投資パフォーマンスをどう変えたか【実体験】
なぜ「早期リタイア」ではなく「選択肢を持つ」のか
結論から言うと、私は仕事を辞めたいわけではないからです。
今の仕事はやりがいがある
現在の仕事は、精神的にも業務的にもやりがいを持ってできています。
- 在宅勤務・出張ゼロで、ワークライフバランスが良い
- 自分の裁量で仕事を進められる
- チームメンバーとの関係も良好
- 業務内容も自分の興味に合っている
1社目の激務と比べると、天と地の差です。
正直、今の仕事を辞めたいとは思っていません。
ただし、給与は安い
ただし、給与は安いです。
1社目より年収は下がりましたが、働き方とやりがいを優先した結果です。
給与は安いものの、福利厚生(社宅・企業型DC・食事補助)が充実しているため、可処分所得はそれほど低くありません。
関連記事:会社員の最強福利厚生ランキング|社宅・DC・食事補助は年利何%なのか?
「安心しながら働き続けられる環境」を作りたい
私がFIREを目指す理由は、「安心しながら働き続けられる環境」を作るためです。
具体的には:
- 給与が低くても、生活に困らない
- 会社が倒産しても、すぐに次の仕事を探せる
- 業務内容が変わっても、辞める選択肢がある
- 家族の事情で働き方を変える必要があっても、対応できる
FIREは、「辞めるための資産」ではなく、「安心して続けるための資産」です。
「辞める自由」があることで、「続ける自由」も手に入る
結論から言うと、「辞める自由」があることで、「続ける自由」も手に入ります。
「辞められない」という不安
1社目の頃、私は常に不安を抱えていました。
- 「この会社を辞めたら、次はどうしよう」
- 「転職して給与が下がったら、生活できなくなる」
- 「今の会社にしがみつくしかない」
この不安が、激務を受け入れざるを得ない理由でした。
「辞められる」という安心感
しかし、資産が増えるにつれて、この不安は徐々に薄れていきました。
現在、私の資産は約700万円です。生活費の約3年分に相当します。
この資産があることで、「最悪、会社を辞めても3年は生活できる」という安心感が生まれました。
「続ける自由」の価値
この安心感が、「続ける自由」を生み出します。
「辞められる」からこそ、「続ける」ことを自分で選べるのです。
- 給与が低くても、やりがいのある仕事を続けられる
- 上司に理不尽なことを言われても、無理に従う必要がない
- 会社の方針が変わっても、冷静に判断できる
「辞める自由」があることで、「続ける自由」も手に入る。
これが、私がFIREを目指す最大の理由です。
関連記事:年収が下がっても不安が減った理由|お金の見え方が変わった転職の話
FIRE目標:6,000万円・40歳
結論から言うと、私のFIRE目標は、6,000万円・40歳です。
なぜ6,000万円なのか
4%ルールをもとに計算しました。
4%ルールとは、「資産の4%で生活すれば、資産を減らさずに生活できる」という考え方です。
計算:
- 年間生活費:240万円(月20万円 × 12ヶ月)
- 必要資産:240万円 ÷ 4% = 6,000万円
つまり、6,000万円あれば、年間240万円(月20万円)を資産の運用益だけで賄えます。
ただし、私は完全にリタイアするわけではないので、6,000万円は「安心して働き続けるための資産」として位置づけています。
関連記事:FIREの現実ライン──「4%ルール」で計算した、本当に必要な金額
なぜ40歳なのか
40歳までに達成すれば、残りの人生で自由度が大きく広がると考えたからです。
- 40代〜50代:キャリアの選択肢が広がる
- 50代〜60代:老後の準備が十分にできる
- 60代以降:完全リタイアの選択肢もある
また、40歳という目標は、「遠すぎず、近すぎず」のちょうど良い距離感です。
現在の進捗:5年で約700万円
2019年に投資を始めてから、5年で約700万円の資産を築きました。
内訳:
- 積立投資:約500万円
- 運用益:約200万円
達成率:
- 700万円 ÷ 6,000万円 = 約12%
まだ道のりは長いですが、淡々と積み立てを続けています。
FIREを目指すことで得られたもの
結論から言うと、FIREを目指すことで、お金以上のものを得ました。
① 不安が減った
資産が増えるにつれて、不安が減りました。
- 「会社を辞めても、しばらくは生活できる」
- 「急な出費があっても、対応できる」
- 「将来の老後資金も、着実に準備できている」
この安心感が、日々の生活を楽にしています。
② お金の使い方が変わった
FIREを目指すことで、お金の使い方が変わりました。
変わったこと:
- 無駄な支出が減った
- 本当に価値のあるものにお金を使うようになった
- 投資が習慣化した
ただし、節約を過度にしているわけではありません。QOLを保ちながら、バランスを取っています。
関連記事:節税より先に見るべき数字──「可処分所得」を知らないと、お金は増えない
③ 長期的な視点が身についた
FIREを目指すことで、長期的な視点が身につきました。
- 目先の給与より、長期的なキャリア
- 一時的な暴落より、20年後の資産
- 今日の楽しさより、10年後の自由
この視点が、仕事・投資・人生のあらゆる場面で役立っています。
関連記事:複利を信じて続けた5年──20代投資家が感じた”時間が資産を育てる瞬間”
④ 「辞める自由」と「続ける自由」を手に入れた
FIREを目指すことで、「辞める自由」と「続ける自由」の両方を手に入れました。
「辞める自由」:
- 会社を辞めても、数年は生活できる
- 次の仕事を焦らず探せる
「続ける自由」:
- やりがいのある仕事を、給与に縛られずに続けられる
- 無理な働き方を拒否できる
この両方があることで、人生の選択肢が大きく広がりました。
FIREを目指す上で大切にしていること
結論から言うと、FIREを目指す上で、以下の3つを大切にしています。
① 無理をしない
FIREを目指すことは、目的ではなく手段です。
無理をして生活の質を下げたり、ストレスを溜めたりすることは本末転倒です。
私は、QOLを保ちながら、無理のない範囲で積立を続けています。
② 淡々と続ける
FIREを達成するには、時間がかかります。
焦らず、淡々と積み立てを続けることが最も重要です。
私は、月14万円(企業型DC 4万円 + 新NISA 10万円)を自動で積み立てているため、特別な努力をしなくても資産が増えていきます。
関連記事:積立投資だけが救いだった──焦りの投資から学んだ「ブレない運用」の大切さ
③ 目標を見直す
FIREの目標は、固定されたものではありません。
人生の状況が変われば、目標も変わります。
私も、今後のライフステージの変化に応じて、目標金額や達成時期を見直す可能性があります。
柔軟に対応することが、長期的に続けるコツです。
FIREは「ゴール」ではなく「プロセス」
結論から言うと、FIREは「ゴール」ではなく「プロセス」です。
FIREを達成したら何が変わる?
FIREを達成したら、何が変わるのでしょうか。
おそらく、劇的には変わりません。
- 仕事を辞めるわけではない
- 生活水準が大きく上がるわけでもない
- 毎日が楽しくなるわけでもない
FIREを達成しても、日常は続きます。
大切なのは、FIREを目指す「プロセス」
FIREで大切なのは、「達成すること」ではなく、「目指すプロセス」です。
プロセスで得られるもの:
- お金の知識
- 長期的な視点
- 自己管理能力
- 不安の軽減
- 選択肢の拡大
これらは、FIREを達成する前から、少しずつ手に入ります。
FIREを目指すプロセスそのものが、人生を豊かにします。
私の結論:FIREは「選択肢を持つ」ための手段
私がFIREを目指す理由は、「早期リタイア」ではなく、「選択肢を持つ」ためです。
FIREを目指すことで得られるもの
- 安心感:会社を辞めても、数年は生活できる
- 自由度:給与に縛られず、やりがいのある仕事を続けられる
- 長期的な視点:目先の利益より、10年後の自由を考えられる
- 選択肢:「辞める自由」と「続ける自由」の両方を手に入れる
FIREは「ゴール」ではなく「プロセス」
FIREは、「達成すること」ではなく、「目指すプロセス」に価値があります。
プロセスで得られる知識・視点・能力が、人生を豊かにします。
私の目標:6,000万円・40歳
私は、6,000万円・40歳を目標に、淡々と積み立てを続けています。
現在5年で約700万円を達成し、達成率は約12%です。
まだ道のりは長いですが、無理をせず、QOLを保ちながら、着実に進んでいきます。
最後に
FIREは、「辞めるための資産」ではなく、「安心して続けるための資産」です。
「辞める自由」があることで、「続ける自由」も手に入る。
これが、私がFIREを目指す理由です。
あなたも、自分のペースで、選択肢を増やしていきませんか。
今日も、明日も、あなたのペースで。淡々と積み上げていきましょう。
それが、確実に資産を築く唯一の方法です。
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免責事項
本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の投資商品の推奨や投資勧誘を目的とするものではありません。FIREの目標金額や達成時期は、個人の状況によって異なります。投資判断は必ずご自身の責任において行い、必要に応じて金融の専門家にご相談ください。
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